経済学研究科・経済学部について
研究科長・学部長からのメッセージ

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創設以来、本研究科・学部の教員は世界水準の研究を推進することによって、わが国の経済学研究をリードしてきました。今でも教員の多くが世界トップレベルの学術雑誌に研究成果を公表しています。また、英語や日本語による著書の出版も盛んで、日経経済図書文化賞をはじめとした様々な賞を受賞しています。さらに、教育・研究の面で協力関係にある社会経済研究所では、学術専門雑誌 International Economic Reviewをアメリカのペンシルヴェニア大学と共同で編集しています。本研究科・学部の教育内容の最大の特徴は、最先端の研究成果にもとづいていることです。

また、本研究科・学部は、「経済」の本来の意味である「経世済民」――世を経(おさ)め、民を済(すく)う――の精神を大切にし、人類の幸福の向上に努める「温かい心」(warm heart)をもった人材、そして日本や世界で生起するさまざまな経済・社会現象に関する法則を理論的、実証的、歴史的にとらえる「冷静な頭脳」(cool head)をもった人材の育成をめざします。より具体的には、学生が以下の状態に至るように指導します。
(1)世界に通用する経済学や経営学の知識を体系的に習得している
(2)論理的に思考する能力をもっている
(3)専門知識にもとづいて現実の経済・経営問題を理解する方法を習得している
(4)人間社会および自然界に関する幅広い教養を身につけている
(5)未解決の問題に対して、解決までの道筋を自らのアイデアで作り上げていくデザイン力を備えている
(6)自国の経済問題だけでなくグローバルな諸問題にも関心をもっている
(7)日本人および外国人と心を開いて対話するコミュニケーション能力がある
(8)自分の考えや意見を論理的に、そして説得力をもって話したり書いたりする能力を身につけている

上の目標を達成するため、経済学部では、体系的なカリキュラムと充実した少人数教育の体制を整えています。学科は経済・経営学科のみであり、経済学と経営学の区別にとらわれない学習が可能です。1・2年生時には教育推進機構が提供する科目を中心に豊かな教養を身に着けてもらうとともに、経済学の入門や基礎をしっかりと教えます。3年生からは専門知識をさらに深めてもらい、特に研究セミナー(ゼミ)に所属して自分の関心のある領域を、担当教員やゼミ生同志の対話と交流を通じて探究します。学部の段階から国際性が養えるよう、外国人留学生との交流の場や交換留学制度なども整備しています。卒業後は、学生の多くは民間企業や官公庁、非営利団体などに就職しますが、大学院に進学する人も増えています。各人が適性に合った多様な道に進めるよう、学生一人一人の個性を活かす丁寧な指導を心掛けています。

大学院経済学研究科は、経済学専攻と経営学系専攻から構成されます。経済学専攻の博士前期課程には、経済学コース、応用経済コース、歴史コースの3コース、経営学系専攻には、経営研究コース、MOTコース、ビジネス・コース、グローバル・マネジメントコースの4コースがあり、それぞれのコースに、欧米のトップクラスの大学に引けをとらない集中的なコースワークが用意されています。博士前期課程終了後は、国際機関、官公庁、シンクタンクあるいは民間企業などに就職し、経済・経営のプロフェッショナルを目指すこともできますし、博士後期課程に進学して研究者を目指すこともできます。いくつかの科目は英語で行われます。

経済学専攻と経営学系専攻の両方に、博士前期課程で身につけた知識と思考力をさらに高めることを目的として、博士後期課程が用意されています。博士後期課程では、指導教員のもとで専門論文を執筆し、学会やセミナーで報告し、専門雑誌に出版するための訓練が行われ、その集大成として博士論文の執筆が求められます。博士後期課程は、研究者の養成を主な目的としますが、職業人の知識の高度化もめざします。本研究科出身の研究者は、日本の主要大学や海外の大学などで活躍する人も多く、世界の経済学・経営学の発展を担っています。

未来を託せる意欲ある人が、様々な道を通って本研究科・学部の門を叩いてくれることを心から待っています。