留学経験者の声

留学の動機

ともすれば楽な方へと進みがちな大学生活において、厳しい環境に身を置くことで自分を鍛えたかったから、と言うと聞こえは良いですが、海の向こうにはどんな人がいて何を考えているのかといった単純な好奇心も理由の一つです。

計画的な留学のすすめ

元々留学の支援体制が充実していることから入学を決めたこともあり、計画的に留学をしました。具体的には、以下の理由で、2ヶ国への交換留学を志望しました。
具体的には、
●大学間、部局間協定と2つの留学制度あり
●奨学金制度あり(一般財団法人からの併給可)
●単位互換、修業年限算入可

留学生活全般について

月並みではありますが、私の留学生活は、「周囲の方々に支えられて今の自分がある」ということを実感する日々の連続でした。

テキサス留学当初、入寮が年度途中の冬休みだったため、寮生は皆帰省中でした。困り果てた私は、街の教会に転がり込みました。牧師から「この街では移動手段が必須だ」とアドバイスを受け、自転車を買いにショッピングモールに連れて行って頂きました。ついていくことの難しかった授業では、教授と相談の上、教壇で「日本語を教わる代わりに、授業を教えてくれるボランティア」を募集。3人の学生が声をかけてくれました。授業の後に食堂へ直行し、勉強も程々に、日本のアニメや漫画の話に花を咲かせました。幼いころから続けてきたサッカーを通して、かけがえのない仲間を作ることができました。医学部サッカー部メンバーの一員として参戦した学内大会 "Intramural"の優勝記念Tシャツは、今も私の部屋に大事に飾ってあります。

ロンドンでは、偶然通りかかったJLPT(日本語能力試験)の会場出口で、即席で作った「language exchange募集」のビラを配ったこともありました。連絡をくれた人たちとの交流は、留学後も続いています。

授業の予習・復習に追われ、深夜まで図書館で机に向かう時期が続いた際には、日本で帰りを待ってくれている(であろう)サッカーのメンバー、友人、家族のことを思い出しては、奮起したものです。帰国して普段の生活に戻った後は、当たり前が当たり前でないことを痛感する場面に多々出くわしました。学食で380円の阪大定食をあれ程までに有り難く食べる学生は後にも先にも私だけでしょう。

以上、つらつらと書き連ねましたが、かくいう私も今年の春で社会人5年目となり、今まで受けてきた恩を社会に還元すべき立場となりました。今回の寄稿にあたって、この場を借りて、大学関係者の方々をはじめとする今までお世話になった方々に改めて感謝を申し上げるとともに、本稿が少しでも学生の皆様のお役に立てば、幸いです。